歯科医師免許取得後は、神奈川県の急性期病院にて重症生活習慣病患者さんの診察にあたってきました。
生活習慣病末期になると、外科手術などのハードな選択肢しか提案できず、患者さんの人生の岐路に立ち会うシーンを数多く経験させていただきました。
その中で、「病気は突然始まるものではない。もっと早くにこの患者さんと出会っていれば、病気を予防することができたかもしれない。」と感じました。私が出会った患者さんの多くは生活習慣病と呼ばれる長年の蓄積によって生じた病気の方が多く、習慣であるためなかなか改善が難しい状態でした。
ところが、当時の私は、治療の技術についてはたくさん勉強していたつもりでしたが、病気の予防については、無知に等しい状態でした。
そこで、これからは病気の予防のプロになろうと決意いたしました。日本抗加齢医学会専門医を取得し、海外の栄養療法やアーユルヴェーダなど様々な健康法を学び自ら実践してきました。
大学生の時から、研究していた骨の発生と加齢について、さらに深く学ぶべく、病院勤務を退職し北海道大学大学院に再入学いたしました。そこで、骨や歯といった硬い組織にエイジングサインが蓄積することに気づきました。
歯は、お肌のようにターンオーバーがない組織です。今までの生活習慣の蓄積である代謝物質は歯のような毛細血管の先端に着色色素(黄ばみ)として蓄積されていきます。
歯の着色の原因は、コーヒーやお茶などによるステイン(外部着色)が一般的ですが、歯の内部の着色(黄ばみ)はステイン除去では改善しません。
歯を削ることなく、内部の黄ばみについて改善する方法は、現在ホワイトニングしかありません。
従来の薬剤ホワイトニングでは、歯のエナメル質を白濁させて白くみせるという方法が取られています。
私は、光ホワイトニングによって歯の内部の着色物質を分解し、歯の着色の原因を一緒に考えるところから、みなさまの生活習慣の改善し、美しく健康的な暮らしに導いていきたいと考えています。
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